【体験談】心療内科(精神科)の選び方、注意点と予約の仕方
前回は、私が適応障害で休職したお話をさせてもらいました。
今回は、初めて会社を休んだ日、心療内科へ行ったわけですが、どのように病院を決め、予約をするに至ったかを記載していこと思います。
予約の取り方や、気を付けることなどもご紹介していきます。
適応障害についてや、休職するに至った経緯はこちらに記載しています。
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目次
病院の選び方
インターネットから「地域名 精神科(もしくは心療内科)」と検索をかけると、いくつかの病院が出てくると思うので、行きやすさや先生のプロフィールを見て病院を決めるのが一般的です。
知人から勧められた病院を選ぶというのが最も安全な方法かもしれませんが、そんなことができるのはごく一部の人たちだけでしょう。
私が病院を選ぶときに判断基準にしたのは、以下の点です。
(私が自分で経験したことのある病院は3か所です。その経験や、同じく精神病を患ったことのある知人の話をもとにしています)
・口コミで悪い評価ばかりでないか
・先生の人当たりがよさそうか。経歴はどうか。
・待合の雰囲気はどうなっているか
・行きやすい場所にあるかどうか
・行きやすい時間帯に開いているかどうか
・電話の対応はどうか
それぞれどのようなことを考慮したのか、説明していきます。
口コミで悪い評価ばかりでないか
病院は、口コミ件数が極端に少ないです。また、そのレビューが正確かどうか判断することができません。一応、GoogleMapで調べてみて、レビューを見ておいたほうが安全かもしれません。
心療内科や精神科の医師で、最も危険だと思われるのが、「薬の過剰投与」です。
これ系の口コミを見たら、怪しいと思ったほうがいいかもしれません。
次に多いのが「話を聞いてくれない」系の口コミです。
これは当人同士の相性もあると思うので、一概に怪しいとは言えません。だいたい、どこの病院のレビューを見ても書いてあります。人によっては、淡々としていたほうが落ち着くという人もいると思いますし、フィーリングが重要になってくるところです。
もし合わなかったら、違う病院に移ってみましょう。
先生の人当たりがよさそうか。経歴はどうか。
先生の当たりはずれは、正直、直接会って話してみるまでわかりません。
ただ、少しでもはずれを引く可能性を低めるために、先生の写真と、経歴は見ておきましょう。
見た目で「合う・合わない」はわかりませんが、「この人は生理的に無理」という人も中にはいます。長くお世話になるかもしれないので、見た目で少しでも嫌だと感じたら、避けたほうがいいかもしれません。
また、経歴は重要です。
そもそも精神科を専門に見ている人なのか、どこの大学をでて、どこの病院を出てきているのか。
たとえは悪いかもしれませんが、宗教団体とつながりのあるところを出られている方などがいるかもしれません。おかしなところがないか、チェックしてみましょう。
待合の雰囲気はどうなっているか
心療内科、精神科の待合室はきれいな空間になっていることが多いです。病院によっては、スペースを区切っているところもあります。
空間に配慮しているということは、患者のことを考えてくれているわけです。
診察中にも、細かな配慮をしてくれる可能性が高まるので、こういったところも大事にしています。
だいたいの病院が受付の写真をホームページに上げていると思います。
行きやすい場所にあるかどうか
心療内科、精神科では、多くの場合、通院することが必要になってきます。
薬を出すとしたら、薬を出した翌週にも診察をし、薬が大丈夫という判断がされれば、次からは月に1回のペースで通院することになるでしょう。
毎月、毎月遠い場所へ通うとなると、それだけで疲労になってしまい、病院へ行く心労を余計に増やしてしまうことになります。病院というのはただでさえストレスになるので、できる限り、ほかの心労はなくしたほうが良いです。
通院のしやすさも考慮しましょう。
行きやすい時間帯に開いているかどうか
曜日によって先生が固定されている病院が多くあります。
つまり、月曜日に初診を受けたら、次回からもずっと月曜日に通院することになります(先生が1人の個人病院ならこの制約はありません)。
仕事や学校を休めないという人も多いでしょう。
中には夜の9時ころまで開いている病院があったり、大体のところは土曜日も開いています。
通院するとなると、仕事を何度も休むわけにはいきません。
どの曜日のどの時間なら通えるかを考えてみましょう。
電話の対応はどうか
次項に詳しく書きますが、予約をするとき、どのような症状かを尋ねられると思います。
その時の対応が雑だったり、こちらのことを考えていないような早口でしゃべっているところは、避けたほうがいいかもしれません。
いい病院の受付さんなら、ゆっくり、こちらを窺うようなしゃべり方をしてくれるはずです。こちらもしゃべりたくないことをしゃべるので、相手もそれなりの気持ちで聞いてほしいですよね。
※忙しい病院だと、どうしても電話応対が雑になってしまうこともあります。
予約の取り方
上では病院の選び方を述べましたが、次は、予約の取り方についてご説明します。
精神科・もしくは心療内科の予約は、基本的に電話で行います。
(一部、インターネットで予約を受け付けている場合もある)
一般的な内科だと、電話ではなく直接行くこともあると思いますが、歯医者と同じく予約制だと思ってください。十中八九、予約をしなければ診察を受けることはできません。
では、予約の電話で何を伝えればよいのか、注意点は何かということを述べていきます。
予約の電話で何をしゃべるか
電話が嫌い!という人にとっては、予約の電話だけでもしんどいですよね。
私がそうでした。
何をしゃべればいいのかをまとめておくことで、精神的に楽になることができます。
体験談から、話の流れを書いていきます。
1.予約したいことを伝える
私「初診の予約をしたいのですが」
医「初診ですと、空いているのが早くても今週の木曜日となってしまいますが、いつをご希望されますか」
私「では、〇月〇日は空いていますか」
医「その日ですと、11時からと16時からが空いております」
私「では、16時でお願いします」
医「次回からも同じ曜日の診察になりますが、よろしいですか?」
私「では、大丈夫です」
このような流れです。
後述しますが、初診の予約はなかなか当日というわけにはいきません。いつからなら空いているという風にいわれるか、もしくは、「初診なんですが、今日空いていますか?」のように最初から日にちを指定して聞いてみましょう。
2.予約日時が決まれば、質問事項にこたえる
医「お名前をお伺いしてもよろしいですか」
私「三上つかさです」
医「電話番号もお願いいたします」
私「xxx-xxxx-xxxxです」
医「ありがとうございます。ご年齢はおいくつでしょうか」
私「25歳です」
医「以前、どこかの病院で通院されていたことはありますか?」
私「ありません」
医「今、どのようなことでお悩みになられていますか?」
私「会社でいろいろとあって、眠れない日があって……」
このような流れです。
症状を伝える必要があるので、どう伝えるか少し考えてから電話したほうがいいかもしれません。どうしても考えられなかったら、「うつのような感じで……」と伝えれば、それだけで相手が理解してくれるか、相手が「気分が沈む感じですか?眠れないですか?」など聞いてきてくれるので、深く考える必要はありません。
3.予約完了
医「自立支援医療受給者証や障害者手帳はお持ちですか?」
私「いえ、ありません」
医「ありがとうございます。それでは、〇日の16時にお待ちしております。保険証が必要になるので、ご持参ください」
私「ありがとうございます。失礼します」
これで予約完了です。
「自立支援医療受給者証や障害者手帳はお持ちですか?」というのは聞かれるかわかりませんが、持っていなければ持っていないと答えるだけです。
初診の当日予約は難しい
初診には時間がかかります。そのため、どこの病院でも初診を当日に受け入れるのが難しくなっています。
私の場合、5件目の電話でようやく予約がとれました。
時間の調節なども難しいので、ギリギリまで我慢するのではなく、「ちょっとやばいかも」と思った段階で、早めに予約をとっておいたほうがいいと思います。私の場合、我慢して失敗しました。
次回は診察内容など
ここまでご覧いただき、ありがとうございました。
次回は診察内容をお伝えしたいと思います。
>>初診時の話を書きました。
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