東京のタクシー初乗りが410円に!でも長距離は割高に……
みなさんこんにちは、三上つかさです。
私は東京在住ではないので、このニュースとは縁遠い存在なのですが、東京でお仕事をされている方にはBigなニュースなのでしょう。
それは、「東京のタクシーの初乗り料金が410円に変更」されるというニュースです。
初乗りが安くなるということは、当然短い距離の移動が安くなります。
でもちょっと待って!!
短い距離の料金が安くなるということは、逆に長い距離の運賃が高くなるのでは……?
(画像はhttp://daiichi-taxi.com/より引用)
料金改定後の値段設定は?
この表を見てもらえばわかるのですが、現行(前)の初乗りは730円~700円、今日から改定された初乗り料金は410円~380円です。実に320円もの差があるんですね。
「おっしゃラッキー☆今までより300円も安くタクシーに乗れるぜ!!」
なんて、そんな甘いことは起こらないのがこの世の中です。
長距離だと割高に!?割高になる分岐点は…?
初乗りが安くなるということは、短い距離が安くなるということ。
このしわ寄せがどこに来るかと言うと、長距離移動をする人にくるのです。どういうことかというと、基本料金を安くする代わりに、使用料でガッポリ稼ごうとするということです。
下の産経ニュースのツイートを見てください。
タクシー初乗り410円、きょうから 訪日客など利用狙う 運転手不安「もうけが減る」 https://t.co/r8eklxWvUQ pic.twitter.com/sBMSBdeBmV
— 産経ニュース (@Sankei_news) 2017年1月29日
問題となるのは、2枚目の画像の方です。
(産経ニュースより引用)
初乗り運賃が安くなる代わりに、加算運賃、時間距離併用制運賃が増えていることがお分かりになるでしょう。
さらに、初乗り運賃で行ける距離が短くなっているのです。さらに加算されていく料金も、短い時間、短い距離で料金が増えていきます。
初乗り運賃の差320円が埋まってしまうのは、2km~6.5kmの間、つまりは約6.5km以上の走行の場合は間違いなく割増になってしまうのです。
「ちょっとの距離」の移動にタクシーを利用する人は増えそうですが、長距離を使用したい人にはちょっとうれしくない料金改定ですね。
タクシーの運ちゃんは……?
今回の料金改定で、短い距離のタクシー利用が増加することが考えられます。
タクシーの運ちゃんはダイレクトにこの料金改定の影響を受けるのですが、収入はいったいどれだけの幅で変動するのでしょうか……?
「初乗り料金が安くなる」という言葉だけを聞いて不安になっている人もいるでしょうが、一概に収入が減るとは言えません。
まず、「利用者の増加」はあり得るでしょう。そして、短い距離での運用が増えるため「回転率の上昇」も考えられます。中・長距離の場合は運賃も以前と変わらない、もしくは割増になるという事実を考えれば、収入が大幅に減るとは思えません。
しかし、細かい距離の移動が増え、なかなかお客さんを見つけられない時間が多かったり、逆に仕事が多すぎて大変になるなどのことも考えられます。
いずれにせよ、タクシーの運ちゃんが今までのタクシー運用方法を改め、新しい料金設定に会ったタクシー運用を考える必要がでてきます。
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