大分県佐伯市が六曜を記載のカレンダーを配布中止。5万部2500万円が無駄に
大分県佐伯市「10年ダイヤリー」(400ページ)の市民への配布を
急遽見送った。
原因は「大安」「仏滅」などの六曜を記載していたこと。
佐伯市はこの冊子を2500万円をかけて5万部作成したが、外部から指摘があり
配布をしないと決定された。
- 六曜とは
- なぜ配布中止になったのか
- 本当に駄目なの?六曜は差別?
- 2500万円は
六曜とは
六曜(ろくよう・りくよう)は、暦注の一つで、先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口の6種の曜がある。
日本では、暦の中でも有名な暦注の一つで、一般のカレンダーや手帳にも記載されていることが多い。今日の日本においても影響力があり、「結婚式は大安がよい」「葬式は友引を避ける」など、主に冠婚葬祭などの儀式と結びついて使用されている。
Wikipediaより引用
日本人は六曜と馴染みが深い。カレンダーに記載されることが多く、
また多くの慣習にかかわっているのがこの六曜だ。
冠婚葬祭の際にはほとんどの人がこの六曜に基づいて行われている。
なぜ配布中止になったのか
分合同新聞朝刊によると、
12月21日に外部の人から六曜に関して指摘をうけ、
人権問題を担当する市社会福祉課は「科学的に証明されない迷信を信じることは、自分の考えに従わずに周りの人の意見に流される」と問題視。「市民に啓発する立場して、市の発行物への記載はよくない」としている
という判断をした。
六曜記載については、
2005年に大津市で職員手帳に記載をしたところ指摘を受け、
3800冊を回収したという前例もある。
公的機関の刊行物には、六曜を入れてはいけないというのが暗黙のルールになっているらしい。
本当にだめなの?六曜は差別なの?
県人権・同和対策課は「科学的根拠のない迷信を信じることが差別につながる場合がある」
産経WESTより引用
この説明は誤解を招く発言だ。
「科学的根拠のないことすべてが差別の種になっている」 と受け取られている。
Twitterではこの発言を受け、
「じゃあ七曜もさべつじゃん」
といったような発言も多く見受けられた。
これは大変もっともな意見であると同時に、勘違いをしている発言でもある。
ここで言われている「科学的根拠のない迷信」とは、六曜に従った慣習、冠婚葬祭に関してのマナー、常識といったもの。
対して七曜は、たとえば休日などの指定は社会的なルールである。
似ているようで、やはり違うものだ。
六曜を記載することがが差別的であるというのは、あながち間違ってはいない。
六曜を使う人が一般的だと主張することは、使わない人を差別していることになる。
理屈は通っている。
しかし、この程度の差別を気にしていてはいけないだろう。
多くの人が六曜を使っているのであればそれに従うべきだろう。
少数の意見にばかり耳を傾け、「差別」という言葉に敏感になりすぎるのはやめてほしいものだ。
2500万円は
さて、2500万円をかけて作ったこの冊子。
いったいどうするつもりなのか。
「配布を見合わせることになり、市民の皆さんに大変迷惑を掛けることとなり申し訳ない」
との発言があるが、迷惑なんてどうでもいい。
金はどうするんだ、金は。と言ってやりたい。
税金で作られたものならば、市民は受け取る権利があるはずだろう。
差別というのならば、「六曜」の記載がないものを用意して交換できるようにしてあげればいい。
無駄にするということだけはぜひ避けてほしいと願っている。
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