スマートウォッチで入試が変わる。受験で時計の持ち込み不可に
Apple Watchなどスマートウォッチの台頭を受け、京都大学は入学試験時に時計の使用を全面的に禁止する方針を発表しました。2016年2月の一般入試より実施される予定です
京都大学は来年2016年の入試から、入試試験時で自前の時計を使用することを全面的に禁止にしました。京都大学の入試と言えば、ヤフー知恵袋を使って不正をした受験生がいたことで話題になったことが記憶に新しいですね。
スマートウォッチはアプリを入れることで様々な機能を追加することができます。計算機はもちろん、外部との連絡用にも使うことができるかもしれません。
しかしながら、時計全面禁止というのはいささか大げさな気がします。
京都大学の革新的な方針になった理由を、少し考えてみましょう。
Apple Watch(アップルウォッチ)のせい?
Apple社がApple Watchを発表し、世界的に爆発的なヒットとなっています。
京都大学はこの影響もあって、スマートウォッチに危機感を抱いたのでしょう。
1人2人であれば個別に対応すればいいものの、これほどまでの売れ行きだと何人の学生がスマートウォッチを身に着けているかわかりません。また、この先数年でどれほどまでにスマートウォッチが普及するかもわかりません。
そのために、このタイミングでこれほどまでの大がかりな改革を行ったのだと考えられます。
年末、そして年始でお小遣いをためアップルウォッチを買う人も多いことでしょう。京都大学以外での入試では禁止されるのか、まだわかりません。しかし、これで不正を行う学生がでてきても不思議ではないと思います。
京都大学の対応と今後
京都大学の北野正雄副学長さんは、
「Apple Watchなどスマートウォッチの台頭を受け、京都大学は入学試験時に時計の使用を全面的に禁止する方針を発表しました。2016年2月の一般入試より実施される予定です」
と述べています。
約1000万円の予算を使い、入試会場のすべてに電波時計を導入するつもりだということ。数にして200個ほどだそうです。
京都大学がこのような判断に踏み切った影響が出るのは今年か来年か。
時計を設置するのにお金と時間がかかる以上、簡単には決められないことでしょう。今後、日本の入試のスタイルが一つ変わることになるのかは、東京大学を筆頭とする主力の大学たちの対応にかかってくるだろう。
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