『雨恋女の子守唄』のレビュー(感想)
雨恋女の子守唄(サークル名:Atelier Honey*)という同人音声作品のレビュー(感想・評価)。
値段は700円、CV.野上菜月、ジャンルは癒し系です。
作品内容の紹介
Atelier Honey*さんの「雨恋女の子守唄」という同人音声作品です。
梅雨の時期の、少し変わった癒しを貴方へ。
雨音や水を絞る音、虫やカエルの声……環境音にもこだわった、バイノーラル収録作品です。– – –
彼女―――優雨との出逢いは、幼い頃。
祖父の和室に、雨の日にだけ居る、優しい彼女が大好きだった。彼女は僕にしか見えなくて、
彼女は時を刻まなかった。
不思議だとは思いながら、あたたかな手に初めての恋をした。背を追い越し、歳をとり。
やっとその意味を知った後も、怖い気持ちはどこにも無い。今年の梅雨も……彼女に逢える。
– – –
(出典:http://www.dlsite.com/home/work/=/product_id/RJ136105/)
雨の降る中での優雨との会話。
やさしげに降る雨の音を感じながらしっとりした雰囲気に包まれます。
収録内容(トラック)
収録されているトラックは以下の通りです。
01.おかえり、ぼっちゃん。(約10分)
02.おひざまくらのおまじない (約25分)
03.からだとこころの雨宿り (約35分)
04.優しい雨のこもりうた(約10分)
(出典:http://www.dlsite.com/home/work/=/product_id/RJ136105/)
ストーリーの中で様々な音が織りなされています。
レビュー(感想)
「雨恋女の子守唄」のレビューです。
クオリティの非常に高い作品ですね。一つの音に特化したというわけではなく、様々な効果音、環境音が絶妙に絡み合います。そこに野上菜月が溶け合ってるのがまた素晴らしい。ただ、もう少しメリハリが合ってもよかったのではないかとも思いました。作品の中のリズムが終始一定です。
私はこういった音声の込み入った設定やストーリーはあまり興味がなく、シチュエーション・雰囲気で感じるタイプなのでストーリーについてはあまり思うところがありません。他の人がいうには、切なくなったとかどうだとか。
雨の音は妙にリアルですね。逆に、声は加工がかなりされていて、自然体とは言い難い。このミスマッチさがどうにも違和感を感じさせているのですが、そこはまあ好みの問題ということで。他にも、全体的にどの効果音にもフィルターがかかっているというか加工がされていて、ひとつひとつにこだわりを感じます。ただそれらがうまくまとまっているかというと……という感じです。
私のお気に入りは子守唄です。子守唄は正直好きじゃないのですが、この作品は別格でした。子守唄が好きじゃない私でも好きになってしまう程いいです。声に変な抑揚とか特徴とかがついていなくて、すっと入ってくるような歌声です。環境音も、ここぞとばかりにいい仕事をしてくれますよ。
あと、書き忘れていましたが、方言?がすごくいいです。京都弁なのかな?よくわからないですけど、西の方の言葉です。全く違和感がなく、声にもあっていてまったりと落ち着きました。
おすすめ度評価
★★★★☆
星4つです。レビューに書きましたが、音がまとまっていないような違和感を感じてしまったので星を1つさげました。(これは感性によって感じ方が違うので、こう思ってしまうのは私だけかもしれないです。)ただ、ひとつひとつの音にこだわりがあって、クオリティは本当に高いです。効果音の種類も多いですしね。
あと、子守唄は本当におすすめなので、気になった方は体験版でいいのでとりあえず聞いてみてほしいです。
体験版のダウンロード
雨恋女の子守唄(DLsite)より体験版のダウンロードができます。
(DMM:雨恋女の子守唄)
また、以下のchobitより試聴ができます。音質や音量は本編と同じもので、一部を繋ぎ合わせているものです。
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