三上つかさの雑談ブログ

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動物の「ハイエナ」は「ハイエナのような奴」ではなかった?

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ハイエナ

一般的に「ハイエナのような奴」というと狼やイヌの仲間なのだけれども、狼のように誇り高くなく犬のように従順でもない、死肉を漁る卑怯者という印象が強いようです。
しかし世間のハイエナに対するイメージはほぼ全てが間違いであり、そもそもハイエナは犬ではなく猫(ネコ目ジャコウネコ科)の仲間ですし、他の肉食獣が狩った獲物を横取りすることもほとんどありません。
なぜこんな不名誉な濡れ衣を着せられてしまったのかよくわかりませんが、けっして泥棒稼業などではないハイエナの日常を書いてみます。

ハイエナは肉食獣の中でも最強の部類に入る顎と歯の強さを持っています。
ライオンなどの他の肉食獣ではとても噛みきれないような動物の太い骨でも噛み砕き髄の栄養素を摂取消化することができるため、結果的に他の肉食獣が食べ残した”死骨”を食べることもありますが
それは別に死肉を漁っているわけではなく食べ物をリサイクルしているだけであって、また、他の肉食獣にはできない骨の状態による食料の乾燥保存ができるというハイエナの生命力の強さを表しているにすぎません。
むしろ日常的に横取りを仕掛けてくるのはライオンの方で、体の大きさに物を言わせてハイエナが狩った獲物を盗んでいきます。
「ハイエナのような奴」とはむしろほとんど自分では狩りをしない”ライオンのオス”にこそふさわしい悪名です。

ハイエナの中で一番大型のブチハイエナはハンティングの名手で、一撃必殺の狩りではなく相手が疲れ果てるまで追いかけてからとどめを刺す戦法なので
一度標的を定めたらライオンの数倍の確率で仕止めるという事も知られています。
またこのブチハイエナはハイエナの中では特に大型で、体長が150センチ以上に達する物もいますが
ホルモンの分泌の影響でメスの方が体が大きく、群れのリーダーもメスがなりしかも世襲が多いという一風変わった組織を作っています。

一説によるとこの女性上位社会であることがハイエナ蔑視を生んだという主張もありますが
これは人間の主観によるのであまりあてにならないかもしれません。
いずれにしても人間社会と比べ易い群れを作るライオンと違って、ハイエナは謎に包まれた生物ではあります。

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